リトグリはデビュー曲から知っていて、その当時は一度聴いて「歌うま女子たちが集まった」という印象だけだったのだが、半年前くらいにYoutubeで『Waves』のライブ映像を見てからどっぷり浸かっている。
5人の歌声のバランスがとにかく素晴らしいと思っている。(このWavesは4人だが)
それぞれ特徴のある声を活かしながら、パートを歌い回すことでよりバリエーションを感じられる。
デビュー当時にあまり印象に残らなかったのは、当時まだ小中学生で声が今と比べてあまり差が無いことや、「6人であること」「デビューしたて」が要因だろうが、誰が歌っているのか分かりにくかったからだと思う。
CD(スタジオ録音) が、聴き手(僕)にとって今でも残念
とりわけ印象に残らなかった一番の要因は、CD(スタジオ録音)にあるのではないかと思っている。
これは記事作成時の最新曲『透明な世界』のPV(スタジオ録音)とライブ映像なのだが、ぜひ聴き比べて欲しい。
PV
ライブ
かれん(一番左)の声が特に顕著だと思うのだが、かなり音域とボリュームをカットされている印象が強く、別人と言われても違和感がないくらい。(音加工について素人なので伝わりづらいかもしれないが)
「ボーカルバランスを均一にして曲として整えたい」だとか、加工している意図は製作者側にはもちろんあるのだろうが、聴き手側(というか僕)からしてみればCD用に加工なんてせずに、何なら全て「一発録り無加工」くらいで良いのではないかとさえ思ってしまう。
確かにかれんの声は力強く、そしてものすごく高いので、ライブ映像でも「これはかれんの曲か」と思ってしまうほど強い場面があるのは確かだが、他の3人(MAYUは低音なのでコーラスな印象)のメインも負けず劣らず良い。
どう考えてもリトグリの一番の武器・魅力は「歌声」で、ライブでレベルの高いパフォーマンスをしているのに、CDに加工してその魅力が半減してしまうのがとてつもなく残念だと感じる。
歌がメインなら加工なんてしない方が良いと思っている
米津玄師も多分「Lemon」辺りでボーカル加工をあまりしなくなったと思う。
それまでは低音をカットして軽くしている印象があるが(さすがに声変わりではないよね?)、音ではなく歌をメインにしているなら、加工ゼロとは言わないまでも、なるべくそのままの声で出して欲しいと思っている。
ライブの方が良いとさえ感じるリトグリならなおさらだ。
あと余談だが、CDと映像どちらがおまけなのか分からないような売り方は止めて欲しい(笑)
これでは、AKBの握手券入りCDと大して変わらないじゃないか。